2015年、世界中で話題になった一枚のワンピースの写真をご存じでしょうか?
同じ写真を見ているのに、「白と金」に見える人と「青と黒」に見える人がいるという、不思議な現象が大きな話題になりました。
当時はテレビでも取り上げられていたので、覚えている方もいるかもしれませんね。
私もテレビでこの話題を知った一人です。
私は、過去にビーズアクセサリーの制作を仕事としていましたから、色合わせを考えたりするので、当時テレビで知った時には、「自分が見えている色と人が見ている色が違うことがあるんだ。」と、とても衝撃を受けた記憶があります。
最近また、ビーズ制作を再開したことで、色について考えることが増え、ふとあのワンピースのことを思い出して、あの写真をまた見たくなりました。
あなたには何色に見えますか?
まずは、当時話題になった写真を見てみてください。
👉 話題になったワンピースの写真はこちら(WIRED・英語サイト)
いかがでしょうか?
白と金? それとも青と黒?
実は、この2つ以外にも「薄い青と金」「青と茶色」など、違う色の組み合わせに見える人もいるそうです。
あなたは、何色に見えましたか?
ちなみに私は、話題となった当時、何度見ても「白と金」にしか見えませんでした🤣
ところが、驚くことに、このワンピースの実際の色は「青と黒」なんです!
それを知ったときも、かなり衝撃的でした。
だって、私にはどう見ても白と金なんですから😂
当時は、ビーズの仕事を辞めて1年ほど経った頃でしたから、もう時すでに遅しではありましたが、仕事をしていた時の「私の色合わせは、大丈夫だったのだろうか🤔」と、しばらく気になってしまいました。
家族でも見え方が違った!
当時、この話を知った私は、家族にも写真を見てもらいました。
すると、「白と金」、「青と黒」と意見が分かれて、私とは違う色に見えている人が家族にもいたんです。
「えっ!本当に違う色に見えてるの?」
テレビで聞いたときにも驚きましたが、まさか同じ家族の中でも見え方が違うとは!
その驚きは、10年以上も経った今でも覚えています。
最近になってビーズ制作を再開したことで、ふとこの写真のことを思い出し、AIの力を借りて、探し出すことができました。
同じ人でも、時間が経つと見える色が変わる場合があると知り、ちょっとワクワクしながら見てみたのですが……。
やっぱり白と金!
「一緒かいっ!🤣」
思わず自分でツッコミを入れてしまいました。
11年前と同じ色に見えていることにも、なんだか不思議な気持ちです。
どうして同じ写真なのに違う色に見えるの?
調べてみると、この現象には、人間の脳が光をどう判断するかという働きが関係しているそうです。
私たちは普段、物の色を見ているとき、実は周囲の明るさや照明の影響も考慮して色を認識しています。
例えば、白い紙は、昼間の太陽の下でも、夕方の少し赤みがかった光の下でも、基本的には白い紙だとわかりますよね。
これは、脳が照明の影響をある程度差し引いて、物の色を判断しているからなんです。
ところが、あのワンピースの写真は、どんな光が当たっているのかがわかりにくい状態だった。
そのため、青っぽい光が当たっていると判断した人には「白と金」、別の光の状態を想定した人には「青と黒」に見えることがあるそうです。
このような色の認識には、「色の恒常性」と呼ばれる働きが関係しています。
つまり、色を見分ける能力が高いか低いかという問題ではなく、脳が光をどう解釈するかによって、見え方が変わるということなんですね。
先にもお伝えしましたが、実際のワンピースは青と黒。
でも、正しい色を知ったからといって、私の目には青と黒に変わってくれませんでしたね🤣
この不思議な現象については、実際に科学的な研究も行われています。
2015年に発表された研究では、1,401人を対象に色の見え方を調査したところ、「白と金」「青と黒」だけでなく、「青と茶色」に見える人もいることが報告されました。
また、同じ人でも、後から見え方が変わる場合があるそうです。
参考資料
ビーズの色合わせをしてきた私が感じたこと
私は以前、約15年間ビーズアクセサリーの教室を開いていました。
そして10年以上のブランクを経て、最近またビーズ制作を再開しました。
ビーズには本当にたくさんの色があります。
同じ青でも、明るい青、深い青、緑がかった青、紫がかった青……。
さらに透明感や表面の加工によっても、色の印象は変わります。
長年ビーズに関わってきた経験から、私自身、色の違いにはそれなりに敏感なつもりでした。
だからこそ、あのワンピースの話を知ったときには、ちょっと考えてしまったんです。
「自分がきれいだと思って組み合わせた色も、もしかしてほかの人には違って見えていたのかな?」
もちろん、あのワンピースは特に錯覚が起こりやすい写真なので、普段から誰もがまったく違う色を見ているというわけではありません。
それでも、照明や見る場所によって色の印象が変わることは、ビーズ制作でもよくあります。
だから、作品を撮影するときにも、できるだけ実物に近い色が伝わるように気をつけたいと思っています。ただ、とても難しいですけどね💦
そして、色の感じ方には個人差があるということも、忘れずにいたいなと思います😊
違って見えても、違って考えても、それでいい
あのワンピースの出来事以来、私は時々こんなことを考えます。
「自分に見えているものが、ほかの人にも同じように見えているとは限らない」
これは、色だけの話ではないような気がします。
同じ出来事を経験しても、人によって感じ方や受け取り方が違うことってありますよね。
自分にとっては当たり前のことでも、相手にとってはそうではないかもしれません。
もちろん、事実として正しいことと、それぞれの感じ方は分けて考える必要があります。
でも、考え方が違うからといって、すぐにどちらかが間違っていると決めつける必要もないと思うんです。
「あなたには、そう見えているんだね」
そう受け止めることができたら、人との関わり方も少し変わるのかもしれません。
そして、相手の考え方を理解することは、自分の考えを変えたり、相手に合わせたりすることとは違います。
お互いの違いを知ったうえで、それぞれの感じ方を大切にできたらいいですよね。
違って見えても、違って考えても、それでいい。
11年前の一枚のワンピースの写真が、そんなことを考えるきっかけになりました。
皆さんには、あのワンピースが何色に見えましたか?
そして、ご家族やお友だちなどにも、この写真見せたくなりませんか?
ぜひ、何色に見えたか、ご家族で違っていたかなど、教えていただけたら嬉しいです😊

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