10年以上ぶりにビーズリングを作ってみたら、以前とさほど技術も落ちておらず、今も作っている時の楽しさを実感できたので、またビーズに再チャレンジしてみようと思ったお話を、前回の記事やライブでもお伝えしました。
私はビーズの仕事を辞めたあと、再チャレンジしようと決意するまで、なぜ10年以上もかかってしまったのか。
経験があるがゆえに、行動するよりも先に頭で考え過ぎていたんだと思います。今回はそんな長い間始められなかった理由について書いてみました。
前回のビーズ再挑戦の記事はこちら👇
「およそ10年ぶりにビーズ販売へ再挑戦|アラ還から始める小さな一歩」
「また作って売ればいいじゃん!」が自分には簡単ではなかった
ビーズアクセサリーの仕事を辞めたあと、大量に残っていた在庫を見た娘から、「また作って売ればいいじゃん!」と言われました。私も最初はそのつもりだったんです。在庫をそのままにしておくのはもったいないし、何か作って売ればいいと…。
その頃には、すでにminneやCreemaなど、販売の土台を用意してくれているサービスがありました。自分でホームページを作れなくても販売することができます。そのことはもちろん知っていましたし、実際にCreemaへの登録をしたのは、辞めてまだそれほど経っていない頃だったと思います。
だから、頭ではわかっていたんです。娘の言う通り「また作って売ればいいじゃん!」と。
前回の記事で、「自分が本当に作りたいものがわからなくなっていた」と書きました。それは本当ですが、売るのであれば、むしろ今まで商品として作っていたものを作ったらいいですよね。それもわかっていました。でも、なかなかすぐには動けませんでした。
顔が見えないやり取りが元も苦手。私は会って話せる関係の方が好き
ネットでやりとりできる今の時代は、とても便利だと思います。
お店に行かなくても商品を購入できたり、遠くの人にも自分の販売商品を知ってもらうことができます。私もネットショップを立ち上げていたことで、始めたばかりの頃から多くの方に購入してもらうことができましたし、カルチャーセンターの方から、教室をやってみませんかというお誘いも受けることができました。
とても便利でありがたいものだと思う一方で、自分では苦手だなと感じる部分も多かったです。
私は、昔から人と直接会って顔を見て話せる方が好きだし、得意でした。会って顔を見ながら、相手の表情や声のトーンから気持ちを汲み取ったりできる方が自分には合っていました。だから、ネットがない時代でも、声だけで話す「電話」すら苦手でしたね😅
電話もですが、メールやLINEなど文字だけとなるとさらに不安で、顔の見えないやり取りは今も好きではないし、正直苦手です。だから、ホントはライブ配信も今もまだ開始前は結構ドキドキなんです😅
販売サイトを通したやり取りへの不安
以前も自分で運営するネットショップでビーズアクセサリー商品の販売をしていました。
ですが、自分のサイトで売ることと、他の販売サイトに出品して売るのとでは、私にとっては全く違う感覚です。
自分のサイトなら、販売方法も購入者さんとのやりとりも、できるだけ自分に合った方法で行うことができます。でも、販売サイトを利用するとなると、そこで決められたルールや仕組みに合わせていく必要があります。
文字だけで伝えることが得意でない上に、自分と購入者さんとの間に販売サイトが入ることで、私には相手との距離が一つ増えるように感じられました。実際にはサイト内のメッセージでやり取りができますが、対面のように相手の表情や声のトーンを確認することはできません。文字だけでは意図が正しく伝わらないこともありますし、購入者さんとの直接のやり取りも限られてしまいます。それは私にとっての販売方法として、向いていないように感じていました。
だから、つい頭の中で「こんな時はどうするんだろうか」「もしトラブルになったりした場合はどんな対処法なのだろう、、、」などと、先のことばかり考えすぎていました。しかもその想像も、マイナス部分のことばかりで膨れ上がり、いつしか「私は販売サイトを利用して商品を売ることに向いていないんだ。」と一人で思い込むようになったのだと思います。
なかなか進めなかったもう一つの理由|在庫管理の恐怖🤣
以前仕事にしていたときも、始めた頃には在庫もまだまだ少ない状態で、ビーズの種類やカラーもそれほど多くはありませんでした。商品として販売し始めたものに、必要となるビーズだけ仕入れていれば良かったですから。
ただ、商品もずっと種類を増やさないわけにもいきませんし、自分自身も新しい作品をどんどんと作っていきたいと思っていましたので、そのためには少しずつ今までの在庫にはなかったものも試していく必要があります。
さらに、自宅教室だけでなく、公民館やカルチャーセンターなどで教えていくとなれば、さらに作品を次々と新しいものを考え制作していく必要がありましたので、当然ながらビーズの種類もサイズもカラーも莫大な数になっていきました。いつしかその種類は数千にも及ぶほどになっていました。
当時の規模でビーズの仕事を続けるのであれば、数千種類ものビーズを一つ一つ数え、棚卸していく必要があります。
私自身、とても大雑把な人間なので、棚卸しのような細かく数を把握することが全く向いてないことは自分でも十分わかっていました。当時も、この作業からいかに逃れるかということしか考えていませんでした🤣
ビーズアクセサリーを制作して販売するとなれば、またあの恐ろしい在庫管理という作業もしていかなければなりません。「またあれをやるのか・・・。」そう思っただけで恐ろしく、在庫を抱えるような仕事はもうやりたくないという気持ちも大きかったです。これも経験していたからこそわかること。
ただ、想像がどうしても以前の規模になってしまいがちですが、同じ規模でやる必要は全くないんですけどね😅 以前の恐怖だった記憶が強く残り過ぎて、もっと小さくやればいいと気づくのにも時間がかかってしまいましたね😂
経験していたからこそ、先の大変さまで見えて前に進めなかった
ビーズアクセサリー作りにハマり、ビーズがある限りずっと作っていたい。25年前は、ただその思いだけでした。作品が増えてきたので、自分の作った作品を売ってみようと思い、新しい作品づくりにも夢中になれました。
でも、一度経験があることだと、販売、発送、購入者対応、在庫管理、雑務や経理など、ビーズ制作とは直接関係ない部分がたくさんあることが先にわかっています。
だから、まだ何も始まっていない段階から、起きるかどうかもわからないような心配ばかりしてしまっていました。
経験があり、実際に実績もあれば、もちろんそれが自信となることも多いです。でも私の場合は、その経験が逆に、前に進むことをためらう理由になっていたんです。
「初心忘るべからず」の意味を、ようやく実感した
すでにお伝えしたライブや前回の記事とも重なりますが、自分の身近な人が、全くやったこともなかったハンドメイドにどハマりして、時間さえあれば作品を作り続けています。
その姿が、過去に初めてビーズリングの作り方を教えてもらったことをきっかけに、どハマりしていた自分と重なり、「あの頃は私もあんなふうに何も考えず、ただ作りたいものをひたすら作っていたな〜。」と思い出した時、私は今までやる前から何をあんなにもあれこれと考えてばかりいたんだろうか、と10年以上もの月日を無駄にした気持ちになりました。
私も、もう一度作る楽しさを思い出すところから始めてみよう。そう素直に思えたら、そこからすぐに在庫のビーズを引っ張り出し、とにかくすぐに作ってみたいと思い、ライブ配信の前にもかかわらず、作業し始め、あっという間にビーズリングを一つ完成させることができました😊
「初心忘るべからず」
以前までの私は、この言葉を「物事を始めた頃の謙虚な気持ちを忘れるな。」、ちょっと乱暴な言い方をするなら、「調子に乗るなよ!」という戒めだと理解していました。
でも、もしかして「未熟だった時の自分だけでなく、本来の純粋な気持ちを思い出せ。」という、もう少し深い意味があるのかもと思いました。
実際に少し調べてみると、世阿弥の言う「初心」には、最初の一度だけではなく、年齢や段階が変わるたびに出会う、未熟な自分も含まれているそうです。「是非の初心」「時々の初心」「老後の初心」という3つの言葉と意味も知り、ますます今の自分にそのまま重なるように感じました。
かなり時間かかっちゃいましたけど、今ようやくこの言葉の意味を実感できた気がしています😊
人生はもう後半。やりたいことは、まず小さく始めてみるところから
まだ何も始めていない、作品が売れるかどうかすらわからない状態です。そんな中であれやこれやと起こるかどうかもわからない何年も先のことまで心配しても仕方がありません。
私の人生もすでに後半に突入しています。やりたい気持ちがあるなら、考えることに時間を使うより、まずは手を動かすこと!一つ作ってみて、それから考えても全然遅くないですよね。
そういえば、以前ネットショップを立ち上げたときは、ビーズで自分も作りたいという人が周りにも多かったので、キットは売れるかもしれないけど、完成品が売れるとはあまり思っていなかったんです。
だから完成品の梱包方法を細かく決めないまま販売を開始したんです。ところが、最初に入った注文はリングやネックレスなど、複数の完成品。私はそこで初めて、どう梱包して発送するのかを慌てて決めることになったんです😅
今思えば準備不足でしたが、実際に動いたからこそ見えた課題でもあります。若い頃のように勢いだけで進むのではなく、かといって今みたいに慎重になりすぎて動けなくなるのでもない。その両方をバランスよくできたら一番いいのでしょうね😊
あなたには、経験があるからこそ、先のことを考えすぎて始められていないことはありませんか?
過去の経験はそのまま、そして今の自分のままで「初心者」の気持ちになって、小さく始めてみる。それがいいのかもしれません。「初心忘れるべからず」ですね😊
この記事が、誰かのチャレンジを始める “小さなきっかけ” となれたら、とても嬉しいです😊
ライブでもブログでも、今後ビーズアクセサリーへの再挑戦についてお伝えしていきます。
ぜひまた、ふらっとのぞきに来てくださいね☕️
【ライブ告知】この記事について今後のライブでもおしゃべりしていきます。
ぜひライブ配信にもお越しください😊 お待ちしていま〜す☕️

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